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2006年 01月 21日
クイーンズタウンにあるこの別荘にはダイニングルームとは別にお庭でも食事が出来るテーブルがあって、オーストラリアでもそうだったが、ここニュージーランドでも気温が暖かく、お天気のよい日にはこのようにして外で食事をした。特にここは湖が一望出来る場所にあって、このような素晴らしい眺め。こんなにも平和で幸せで、豊かな場所と時間と空間があるのかと思うと、香港での時間の流れとの違いに驚く。美味しいきれいな空気とともに、手作りの食事を家族でいただくという何でもないことが、この上なく幸せに思う。
夜は9時くらいまで明るいので、なんだか得した気分。それぞれがひろいリビングのソファに座って、数十チャンネルもあるケーブルTVの番組から、毎晩映画を見て楽しんだ。もちろん、お茶を飲みながら。明日は何をして過ごそうとか、どこへ行こうとか、何を食べようとか・・・・・私は11時前にはシャワーを浴びてベットにもぐりこんだ。ふかふかの暖かく柔らかいダブルベットで私は身を沈めて、この幸せを感謝した。 #
by hkkcwc
| 2006-01-21 12:36
| ニュージーランド
2006年 01月 16日
翌日、トレバーとマーガレットの息子ジョンがやってくるので空港に3人で迎えに行った。ジョンとは2年ぶりの再会。香港にもイギリス人の友人が多いジョンはひょこっと香港に来ることがあり、今は東京の銀行で働いている。もう出会ってから10年近くたつのに、なんだかんだでいいお友達が続いている。冗談好きなジョンを私はよくからかう。もういい年齢なのに、そのひとつひとつにきちんと反応する本当にかわいい人だ。男性を感じずに安心していられる貴重な友人だ。今日から彼も合流して4人で過ごすホリデー。
トレバーとマーガレットは大のマフィン好き。1日のうち必ず10時にモーニングティ。3時にアフタヌーンティでマフィンと一緒にお茶を楽しむ。私もそれに合わせようとするけれど、朝食を8時に食べて10時に甘いものとお茶。12時にランチ。3時にまた甘いものとお茶。そして7時に夕食。そして9時にナイトティと続くのはいくら食べることが大好きな私でさえ結構ツライ。彼等は長い間、それが生活の中で習慣となっているので、もう当たり前だし、むしろそれを心から楽しんでいる。 これはマーガレット手製のクッキー。トレバーは甘いものが大好きだから、マーガレットは夫のためにもよく家でケーキやマフィン、クッキーを焼く。今回の旅行でも自宅で焼いてきたというお菓子をたくさん持ってきていた。これはレーズンのケーキ。こんな焼きっぱなしのお茶に合うお菓子がとても多いが、私はデコレーションされたケーキよりもこっちの方がずっと好き。作り手の暖かさを感じるし、家でお店で買うようなケーキを作るのはあまり好きでない。最近は特に、お菓子作りが好きな友人のおかげで、すっかり市販のケーキやお菓子が食べられなくなってしまったので、手作りに優る美味しさはないと身に感じている。 これは別荘の近くにあるリゾート内のゴルククラブのクラブハウスでモーニングティをした時のもの。デニッシュも本当に美味しい。これもこのクラブハウス手作りで、ニュージランドのカフェでは、店手製のケーキやお菓子が多いのも楽しみ。どの店でもドリンクを頼むとこうしてビスコッティやクッキーなどが添えられている。↓これはジョンとトレバ―の好物だというロリーケーキ。少し食べてみたけれど、かなり甘い~お茶が何倍でも進みそうーこの色ちょっと気になるけど・・・・ニュージランドはオーストラリアに近いといっても全く別の国。どちらもイギリスからの移民者が多いのに、ニュージランドの方がずっと英国を感じるし、また人々の習慣にもその影がたくさん見られる。食べ物は特にそう感じる。 #
by hkkcwc
| 2006-01-16 11:37
| ニュージーランド
2006年 01月 16日
シドニーを朝早く旅立って、ニュージランド@クイーンズタウンへ向かう。5年ぶり2度目の訪問。空港では5年前と少しも変わらないトレバーとマーガレットが迎えに来てくれていた。今回は彼等の別荘にお世話になる。空港からは15分のところにある別荘は湖を眼下に素晴らしい風景を望むことが出来る。静かで穏やかで、平和な場所。玄関を抜けてキッチン、ダイニングを過ぎるとマーガレットが”ここがあなたの部屋よ”と案内してくれる。3ベットルームのひろく素敵な家の中で、私に用意してくれた部屋はもっと眺めのよい素晴らしい部屋だった。荷物を置いて、キッチンに向かうとマーガレットが紅茶を入れてくれていた。有難い熱い美味しい紅茶だった。
今晩の夕食の買い物へ行きましょう!とトレバーの運転で街へ買出しに出かける。彼等は普段の食事を外食することはあまりなく、朝昼晩、自分たちで作って家で食べる。今回もそのスタイルだ。クイーンズタウンは南に下がったところにあるとっても可愛らしく美しい街。こじんまりとして海外からの観光客だけではなく、ニュージーランド人の休暇によく出かける街なのだ。トレバーたちは南島のもっとも北ネルソンという港街に住んでいて、ここはニュージランドでももっとも気候のよい素敵な街だそう。そして1年に1度はこのクイーンズタウンの別荘で過ごす。70歳を越えリタイヤしているから、2人は慎ましくそして楽しく生活を送っている。 スーパーに出かけマーガレットはさっさと買い物を済まし、別荘に戻り、今晩の夕食の準備を始めた。私はアシスタントとしてマーガレットを手伝う。マーガレットはスコットランドの出身でトレバーとは仕事先のカナダで知り合い、結婚のためにニュージランドに移り住んだ。はじめは友人もいなくて、寂しい思いもしたというけれど、優しいトレバーのおかげで、幸せな結婚生活を送った。トレバーはKiwiHusbandという言葉が存在するほど、ニュージランドの男性はいい夫であり、父が多いそう。トレバーはその代表のような素晴らしい夫で、私もトレバーのような男性なら結婚してみたいと思う。ニュージランドには国鳥Kiwiという鳥がいる。このKiwiは母親がたまごを産んだ後、父親が子供の世話を全面にするそう。こんなところから言われているらしい。 私はテーブルにあったトマトで簡単なサラダを作った。マーガレットはすこぶる気に入って、翌晩もまたトマトのサラダを作って欲しいとねだるほどだった。本当にシンプルなサラダだったので、きっと新鮮で美味しいトマトのせいだと私は思った。テーブルセッティングをして、ゆっくりおしゃべりしながら、マーガレットの手作りの夕食を楽しんだ。静かで、幸せな時間だった。 #
by hkkcwc
| 2006-01-16 11:04
| ニュージーランド
2006年 01月 16日
Gordonの家のDinnerは毎晩がPartyのようだった。料理上手な奥さんは毎晩ジャンヌを問わず本格的な料理をたくさん作った。そして、いつも誰かがたくさん集まって、賑やかな食卓になった。私の到着から1日おいてGordonのいとこがイギリスから来た。彼は、20年前香港で3年ほどインタナショナルスクールで教師をしていたことがあるといい、香港から来た私に会い、懐かしがっていた。彼はこの年齢になって食べ物の重要さを感じるようになったといい、彼とはその後、食についていろいろな話をした。今はマクロビオテックに興味を持っているらしく、実行したいけれど、ロンドンではなかなか食材の入手が困難で、また食材の調理方法も分からないのでと、私にいろいろ質問があった。
また違う晩には香港人でシドニー大学を卒業した後、シドニーで就職してしまったというFlorenceとその彼Jamesが来て、一緒に食卓を囲んだ。Florenceは學生の頃、Gordonの家に滞在していたとがあったそうで、Gordonをお父さんと呼んでいた。香港の女性には珍しく、とてもしっとしとしたしなやかな女性らしい可愛い子だった。Jamesは話好きでその晩の夜は遅くまでたくさんの話をした。 明日はニュージランドへ移動という前の晩にはGordonの息子家族が夕食にJoinした。なんと息子はシェフだそうで、シドニーのレストランで働いている。これまで数々のコンテストで賞を取っている実力派。きっとお母さんの影響が大きかったのだろうと思う。それにしてもシェフの仕事というのは本当に大変なのだなあ・・・と彼の話を聞いて思う。彼の息子は2人とも男の子で上の子はなんとシドニーの日本人学校で勉強しているそう。わんぱく盛りだけど、とってもかわいい。賑やかで暖かい晩だった。 あっという間の5日間だった。 #
by hkkcwc
| 2006-01-16 10:29
| オーストラリア
2006年 01月 16日
Maryの息子さんからのお薦めでランチにCircular QuayのCustoms house内にあるSydney Cafeを予約してもらった。食事は夕食は家で料理を習いながら食べるので、外食はランチだけになる。やはり美味しい料理が食べたいので、Maryに食べたい料理のリクエストを伝えて、紹介してもらった。Sydney CafeはCafeという名がついているけれど、モダンオーストラリア料理を食べさせてくれるとっても素敵なレストランで、採光に満たされた店内は明るく、本当に素晴らしい眺めの場所だった。美味しい料理かそうでないかはなんとなく店に入った途端、感じる。入口で、なにかを感じるのだ。かなりの確率で当たる。
オーストラリア料理の特徴はやはり世界中の料理のいいところを取り入れて、それを独自の料理に仕上げているところ。完全にFusionなのだけれど、その食材や味の組み合わせに異質を感じることが少ない。センスがいいのだ。私は毎月オーストラリアの料理雑誌をエアメールで送ってもらっているけれど、そのレシピ、スタイリングはフランスやイタリアよりもずっと優れていて、モダンでスタイリッシュで本当に気に入っている。食材の勉強にもなるので、毎月届くのが楽しみだ。シドニーは特に世界中から食材が集まっているので、ここに住みながら料理をしたら、きっと楽しいだろうなあ・・・と思う。 焼きたての手作りナンと一緒にルーコラのパルメジャーノサラダが届く。(ルーコラに年代もののバルサミクをかけて食べるのが私は大好き)こんな融合もここオーストラリアならではなのだろう。メニューの中からあれこれ何をたべようか悩むのもまた楽しい。お店の人に相談してもっともオーストラリアらしい料理を紹介してもらった。 これが店で一番人気だというタンドリーのマリネにCodFishを漬け込み、炭火で焼いたもの。本当に美味しくて、食べる手が止まってしまった。感動の忘れられない味だった。まさに私がオーストラリアで食べてみたい料理だった。それぞれの食材の組み合わせも完璧で、この料理が長く多くの人に支持された理由がわかる。私はきっとまたここに来たら、この料理をオーダーしてしまうだろう。 これはBarramundiというもっともオーストラリアらしい魚だそうで、白い身はしっかりとしていて、ちょっと淡水魚のような香りがした。上に乗っているのが赤いビーツをフライドチップのように揚げたもので、これが意外なおいしさ。こんな食べ方があるのかとびっくり。その上にざくろが散らされている。以前、香港の旺角にある朗豪酒店(Langham Place Hotel)のオープン時に招待された時、れんこんを薄くフライにしたものが添えられていた。それを思い出した。あれも新鮮で大変美味しかった。 素敵な景色と美味しい料理、そしてMaryとの会話に楽しい時間だった。 #
by hkkcwc
| 2006-01-16 10:14
| オーストラリア
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